富山の観光スポット

魚津

3時間で魚津を満喫!「観光タクシー」体験記

こんにちは、「とやまめぐり」編集部の曽我美穂です。

金太郎温泉からは、地元を知り尽くしているタクシー会社、金閣タクシーさんによる観光タクシープランを利用できます。今回は、魚津市内の名所を3時間ほどで回るプランの様子をお伝えします。

乗り心地抜群のタクシーで出発!

10時に金閣タクシーの運転手、武隈さんが迎えに来てくださいました。

タクシーは乗り心地抜群! まずは「日本一美しい」とネットで評判の「東山円筒分水槽」に向かいます。

「東山円筒分水槽」を満喫!

国の登録有形文化財になっている建造物「東山円筒分水槽」は、3つの用水に公平に水を分配するために作られた円筒分水槽です。円筒からあふれる水の落差がこれだけあるものは珍しい、とのことで、最近ではその独特の形と美しさが注目され、観光スポット、パワースポットとして訪れる人が多いです。

駐車場、駐輪場が整備されているので訪れやすく、しかも入場無料です。

近づいてみると迫力満点で、水の流れる音が心地よかったです。まわりや畑や山に囲まれており、ベンチもあるので休憩にも良いスポットです。



 
一番のおすすめスポットは、階段を登って行く見晴し台です。ここから見ると、特に大迫力でした!

 

穴場!「ありそドーム」の展望塔へ

次に向かったのは、海のほうにある「ありそドーム」です。ここは富山湾の別称、有磯(ありそ)のそばにあることから名づけられた、スポーツや文化的なイベントを楽しめる施設です。「でも、今日はスポーツをする予定はないはず‥‥‥なぜここに?」と思い、理由を聞いたところ「展望塔に行きましょう」というお返事が。

この高さ約46メートルの展望塔には、無料で行けます。ありそドームの入り口の横にあるエレベーターに乗って、降りると……
海と山の絶景が見えました! 今まで何度も魚津を訪れましたが、こんな穴場があったとは知りませんでした。天気が良い日に魚津に行ったら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

海の横を走る「しんきろうロード」

ありそドームの展望塔の後は、さらに近くから海を見るために、しんきろうロードへ。ドライブの途中で駐車場が完備されている「しんきろう展望台」にも立ち寄りました。広い海を眺め、癒されました。

「米騒動発祥の地」を訪問

日本の近代の歴史を語るうえで大きな事件「米騒動」が始まったのは、実は魚津です。

大正7年7月に北海道への米の輸送船が寄港したときに、おりからの米の価格高騰に苦しんでいた漁師の主婦らが、十二銀行の米倉庫前で米の積み出しを止めることを求め、中止されました。その十二銀行の米倉庫が、まさにこの場所です。

中を見るには魚津市の教育委員会への手続き必要なので今回は外から見るだけでしたが、当時の面影がそのまま残る建物を見ながら、昔はどんな雰囲気だったのかを想像するのは、とても楽しい時間でした。(次回は手続きの上、中を見てみたいと思っています!)

江戸時代に使われていた「万灯台」

「米騒動発祥の地」から歩いて数分の場所にある「万灯台」は、今回一番の穴場スポット。江戸時代、中に火をともして、灯台として使っていたそうです。昔は電気がなかったので、こういうスタイルで目印を作っていたのだな‥‥‥と江戸時代の様子に思いを巡らせました。ここは運転手さんのおすすめで行ったので、こういう場所に行けるのは観光タクシーならではだと思いました。

「海の駅蜃気楼」でショッピング

海沿いの「海の駅蜃気楼」は、おいしい魚やお土産を買うならここ、という外せないスポットです。私もよく立ち寄ります。

「魚津丸食堂」のランチに舌鼓!

ツアーの締めくくりは、ランチです。今回は漁港沿いにある人気店「魚津丸食堂」に行くことにしました。
魚津漁協が経営しているだけあって、お魚は新鮮そのもの。私は今回「刺身定食」を注文したのですが、ブリ、ヒラメ、クルマダイ、甘エビが提供されました。とれたてで、魚に弾力があり、もちろん生臭さは皆無。つけあわせが薄味で、魚のおいしさを引き立ててくれた点にも感動しました。また、魚の出汁がきいたみそ汁も絶品で、ごはんの炊き加減もばっちりでした。

一緒に訪れたフロントスタッフの渡辺さんはカレーを注文。サクサクの魚のフライがおいしそうでした!

平日でもランチタイムは混み合うので、早めに行くか、予約をするのがおすすめです。

地元ならではの目線で回るツアー

タクシー

ランチを終えて金太郎温泉に戻って時計を見ると、出発から3時間ほどたっていました。地元を知り尽くした運転手さんのタクシーでめぐる旅は道に迷わず、スムーズに行けるのが魅力。地元目線での穴場も教えてもらえて、大満足のツアーでした。

いろんなプランがあり、こちらの要望も聞いていただけるとのことなので、ぜひ魚津を訪れる際は観光タクシープランの利用を検討してみてください!(写真は、ツアーで使われる別の車種のタクシーです。)

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